2021年1月期日本茶輸出状況

 2020年度は、世界的なコロナ禍に見舞われ、交易状況も最悪の中、日本茶の輸出については前年比111%、162億円の実績を得ることができ、改めて関係者のご努力への称賛と、日本茶が世界に認められつつあることを意識できる年でした。

 2021年度1月期は、前年比125%、1,390百万円と順調なスタートをしました。

★アメリカ、台湾、ドイツ、シンガポール、カナダ、マレーシア等、主要国への輸出が大きく伸びている。
★懸念していた香港への輸出が急減した。
★「粉末状」茶の輸出に占める割合は61%(金額比)と昨年と変わらないが、輸出茶の平均単価が前年比121%と上がり、輸出額のUPに貢献している。
★台湾向け「粉末状茶」が急増した。
★ヨーロッパ域内各国で、昨年実績がなかった国へ「粉末状茶」を中心に輸出がされた。
★2020年、急増したオーストリアが実績を落とした。
★EU域、中近東域での「粉末状茶」の単価は極めて高いことが注目される。

 年度のスタートとしては喜ばしい実績であったが、緑茶を中心とした日本茶が健康保健飲料であることを世界に広め、世界のスタンダードな飲料にしなければならない。


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●過去の輸出実績データについては、資料一覧ページをご覧ください。