2019年1〜8月の日本茶輸出実績について
★全体的にはやや伸びが鈍化しました。一つの原因としては、主要輸出先である香港の混乱による商業活動の低下が考えられます。その分、マカオへの輸出が伸びていますが、香港の減少をカバーするには至っていません。
★伸びが顕著な輸出先国
インドネシア、マレーシア、英国、イタリア、フィリピン、マカオ、ロシア、スリランカ、ポルトガル、インド、モロッコ、ニュージーランド等
この内、自国で茶の生産があるインドネシア、マレーシア、スリランカ、インドへの輸出が伸びていますが、インドは対米へのe-コマースによる商流が盛んと言われています。
★全体に占める「粉末状」比率は60%と、高い状態が続いています。しかし、全体の平均単価を下回る国が多く、これらの国へは、いわゆる「粉末茶」が出ていると考えられます。
★米中の貿易紛争の先行きが見えない中、世界経済の動向が懸念されます。
●過去の輸出実績データについては、資料一覧ページをご覧ください。